よくある質問

依頼時に図面がなくても対応することは可能ですか?

はい、イセ工業株式会社では、図面がない(図面レス)案件にも柔軟に対応可能です。

本来、モノづくり(特に量産)は「図面」を正とし、そこに記載された寸法、形状、材質、公差(許容される誤差の範囲)の指示に基づいて加工を進めるのが基本です。

しかし、開発試作の段階や、古い設備の補修、現物合わせでの改造など、「図面は無いが、このモノが欲しい」という場面は多々あるかと思います。 弊社では、そのようなお客様の「困った」を解決するため、以下のような方法で対応いたします。

ケース1: サンプル製品(現物)がある場合

お客様のお手元に、製作したい製品の「現物(サンプル)」が1つでもあれば、それが図面の代わりとなります。

  • 方法A: 現物からの「測定・採寸」(リバースエンジニアリング)
    • 専門用語解説(リバースエンジニアリング): お預かりしたサンプル製品を、弊社の三次元測定機やノギス、コンタ(形状測定器)などを用いて精密に測定・採寸します。その測定データに基づき、弊社側で図面を復元(「リバースエンジニアリング」)し、その図面を基に忠実な製品を製作します。
  • 方法B: 現物合わせの「ゲージ(治具)」製作
    • 専門用語解説(ゲージ):ゲージ」とは、製品の形状が正しいかどうかを検査するための「専用の型」や「検査具」のことです。お預かりしたサンプル製品にぴったりと合うゲージを先に製作し、そのゲージに「はまる」ように、新しい製品を一つひとつ曲げたり、溶接したりして製作します。

ケース2: サンプル製品(現物)もない場合

「こんな機能を持った部品が、このスペースに取り付けたい」といった、構想段階の場合でも、諦めずにご相談ください。

  • ヒアリングと「作図」からのご提案 お客様が実現したいこと、必要な機能、取り付ける相手(機械)の状況などを、丁寧にヒアリングさせていただきます。 弊社の長年のノウハウに基づき、お客様のお話や簡単なスケッチ(ポンチ絵)から、弊社側で簡易的な図面を描き起こす(作図)ところからお手伝いすることも可能です。

「カタチ」にする手段を一緒に探します

イセ工業株式会社は、「図面がないからできません」と申し上げる前に、お客様の目的を達成するために「何かしらの手段はないか」を一緒に探すパートナーでありたいと考えています。

「古い機械の部品が壊れたが、図面も予備もない」 「頭の中のアイデアを、まず1個の試作品としてカタチにしたい」

このようなご要望こそ、ぜひ弊社にお任せください。 まずはお気軽にお問い合わせフォームまたはお電話にて、「図面がないのだけれど…」と、ご状況をお聞かせください。

ステンレス・アルミパイプ 受託加工センター
ステンレス・アルミパイプ受託加工センターでは、創業以来積み重ねてきたノウハウと、
社内一貫製作により多種多様なパイプ部品の製造を試作開発から量産までトータルサポートいたします
 

積極的なVA/VEによる技術提案によりお客様のニーズにお応えいたします