はい、弊社では、油圧プレス機を用いて最大300トン(300T)までの加圧に対応可能です。
この「300トン」という数値は、プレス機械が材料(パイプや板材)を押すことができる最大の力、すなわち「加圧力(かあつりょく)」を示しています。300トンは、自動車(1台約1.5トン)を200台積み重ねた重さに匹敵するほどの非常に大きな力です。
「300トンの加圧力」で何が可能か
プレス加工は、金属の板やパイプを「金型(かながた)」と呼ばれる専用の工具で挟み、強い力を加えて変形させる加工方法です。特に、弊社が得意とするステンレスやアルミのパイプ加工において、この「加圧力」は非常に重要です。
- 硬い材料の加工 例えば、ステンレス(SUS)は、アルミや鉄に比べて硬く、変形させるためにより大きな力(=高い変形抵抗)が必要となります。300トンの加圧力があれば、こういった硬い材料や、肉厚のパイプでも確実に塑性変形(力を加えて形を変え、元に戻らないようにすること)させることが可能です。
- パイプの端末(たんまつ)加工 弊社では、パイプの端部を加工する「端末加工」を得意としています。
- つぶし加工: パイプの端を平らに潰す
- 拡管(かくかん): パイプの端を押し広げる
- 縮管(しゅくかん): パイプの端を絞って細くする パイプの径が太くなればなるほど、また肉厚になればなるほど、これらの加工には大きな力が必要となり、300Tクラスのパワーが活きてきます。
- 複雑な成形・絞り加工 板材から深い容器状の部品を作る「深絞り(ふかしぼり)」や、1回のプレスで複雑な形状に成形する「複合成形」にも、高い加圧力が求められます。
「油圧プレス」であることの重要性
弊社が保有する300Tプレスは、機械式(メカプレス)ではなく「油圧プレス」です。
- メカプレス: モーターの回転運動で「ガシャン!」と瞬発的に加圧する。速度は速いが、ストローク(動く距離)の一番下でしか最大パワーが出ない。
- 油圧プレス: 油の圧力(パスカルの原理)で「ジワ―ッ」と加圧する。速度は遅めだが、ストロークのどの位置でも最大パワーを維持できる。
パイプを潰したり、絞ったりする加工は、材料が割れたり(破断)、シワになったりしないよう、じっくりと均一に力を加え続ける必要があります。この「じっくり」とした加圧が得意なのが油圧プレスであり、弊社のパイプ加工に最適な設備と言えます。
300Tを筆頭に、最適な設備を選定します
弊社では、この300T油圧プレスを最大とし、他にも200T、60T、10Tといった様々な加圧力のプレス機を保有しています。
製品の大きさや求められる加工内容に対し、パワーが過剰すぎても(オーバースペック)コスト増や段取りの非効率に繋がりますし、パワーが足りなければもちろん加工はできません。
弊社では、お客様からいただいた図面に対し、 「このステンレスパイプのつぶし加工なら、300Tのパワーが必要だ」 「この小さなアルミ部品なら、60Tで十分だ」 といったように、長年のノウハウに基づき最適な設備(トン数)を選定し、高精度かつコスト効率の高い加工方法をご提案いたします。
「このパイプの端、こんな形にプレスできないか?」 「ステンレスの厚板を曲げたいが、何トン必要かわからない」 といったご相談がございましたら、ぜひ弊社にお任せください。金型の設計・製作から含めて、トータルでお見積もりいたします。
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社内一貫製作により多種多様なパイプ部品の製造を試作開発から量産までトータルサポートいたします
積極的なVA/VEによる技術提案によりお客様のニーズにお応えいたします