よくある質問

太い径(鉄)のパイプ曲げをすることは可能ですか?

はい、イセ工業株式会社では、鉄製のパイプ曲げ加工において最大でΦ120(直径120mm)までの対応が可能です。

太径パイプの曲げ加工とは

ご質問いただいた「太い径(鉄)のパイプ」、例えば自動車のフレームや建設機械の配管、プラント設備、建築構造物などに使用されるパイプは、その剛性(曲がりにくさ)が非常に高いことが特徴です。

直径がΦ120(120mm)クラスの鉄パイプを、ただ「曲げる」だけならまだしも、「精度高く、美しい仕上がりで曲げる」ことには、専門的な技術と強力な設備が不可欠です。

太径パイプ曲げの課題

なぜ専門技術が必要かと申しますと、何の対策もせずに太いパイプを曲げようとすると、以下のような「曲げ不良」が必ず発生するためです。

  1. シワ(Wrinkling) 曲げの内側(Rの内側)の材料が圧縮され、行き場を失って波状の「シワ」が発生してしまいます。
  2. 扁平(へんぺい / Ovality) 曲げの外側(Rの外側)の材料が引っ張られる際、パイプの断面形状が潰れ、真円(まんまる)だった形状が楕円(だえん)になってしまいます。
  3. スプリングバック(Springback) 鉄のような弾性のある材料は、曲げ加工後に元の形状に戻ろうとする力(スプリングバック)が働きます。太いパイプほどこの力が強く、狙った通りの角度(例:90°)に曲げるには、この戻り量を見越した高度な加工制御が必要です。

イセ工業が「Φ120」を実現できる理由

イセ工業株式会社では、これらの課題をクリアし、Φ120までの太径鉄パイプを高品質に加工するため、以下の技術と設備を駆使しています。

  • 芯金(マンドレル)を使用した「芯金曲げ」 これが太径パイプ曲げにおける最も重要な技術です。「芯金(しんがね)」または「マンドレル」と呼ばれる、パイプの内径にぴったりと合う形状の金型(補助工具)をパイプの内部に挿入したまま、曲げ加工を行います。 この芯金が、曲げ加工中にパイプが内側から潰れようとする力(扁平)を支え、シワの発生を防ぎます。
  • 高トルク・高剛性のNCパイプベンダー Φ120の鉄パイプを芯金を挿入した状態で曲げるには、非常に大きな力(トルク)が必要です。弊社では、この高負荷な加工に耐えうる、高トルクかつ高剛性なNCパイプベンダー(数値制御式の自動曲げ機)を保有しています。 スプリングバックの量などをデータで精密に制御し、試作から量産まで安定した品質で加工することが可能です。

太径パイプの「曲げ」から「溶接・組立」まで

イセ工業株式会社の強みは、パイプを曲げる「だけ」で終わらないことです。 曲げ加工を行ったΦ120の太径パイプに、フランジ(接続金具)を溶接したり、別のパイプと組み合わせて構造物(アッセンブリ製品)にしたりといった、「溶接」「組み立て」までを一貫して承ります。

「建設機械用の太いパイプを曲げて、ブラケットを溶接してほしい」 「工場の配管ラインを、現物合わせで製作したい」 「図面はあるが、Φ120の鉄パイプ曲げと組立をまとめて依頼したい」

このようなご要望がございましたら、ぜひ弊社にご相談ください。 お客様の図面(曲げR、肉厚、材質など)を拝見し、弊社の設備とノウハウで実現可能かを含めて、迅速にお見積もりいたします。

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ステンレス・アルミパイプ 受託加工センター
ステンレス・アルミパイプ受託加工センターでは、創業以来積み重ねてきたノウハウと、
社内一貫製作により多種多様なパイプ部品の製造を試作開発から量産までトータルサポートいたします
 

積極的なVA/VEによる技術提案によりお客様のニーズにお応えいたします