よくある質問

切断加工はどのような設備がありますか?

はい、ステンレス・アルミパイプ受託加工センター(株式会社イセ工業)では、お客様の多様なニーズにお応えするため、加工する材料の形状(パイプ、板材、ブロック材)や材質(ステンレス、アルミ、鉄)、求められる精度やコストに応じて、最適な切断加工機を選定できる体制を整えています。

特に弊社の主力であるパイプ加工においては、単純な「切断(切るだけ)」に留まらず、その後の曲げ加工や溶接工程を見据えた「高精度な切断・切り欠き加工」が重要となります。

弊社が保有する主な切断加工設備と、それぞれの特徴についてご説明します。

1. パイプ材の切断加工

パイプは「中空の立体物」であるため、その形状特性に応じた専門の設備を使用します。

  • 3Dレーザー加工機(パイプレーザー)
    • 特徴: まさに弊社のパイプ加工技術の中核を担う設備です。コンピューター制御によりレーザー光を照射し、パイプを回転させながら三次元的に加工します。
    • 解説: 単純な直角切断(切断)はもちろん、パイプ側面の穴あけ、複雑な形状の切り欠き(ノッチ加工)、斜め切断(角度切り)まで、金型レスで高精度に行えます。この加工により、パイプ同士を隙間なく溶接するための「接(つぎ)手形状」を正確に作り出すことができます。
  • プラズマ切断機
    • 特徴: プラズマアークと呼ばれる高温のガス(電気エネルギーで活性化した気体)を噴射し、金属を瞬時に溶かして切断します。
    • 解説: レーザーでは難しい「厚物」のパイプや鋼材の切断、またはそこまで高い切断精度を必要としない場合の「粗切断(あらぎり)」に用いられます。パワーとスピードが求められる場面で活躍します。
  • メタルカッター(パイプソー)
    • 特徴: 高速回転する丸鋸(まるのこ)刃(チップソーカッター)でパイプを切断する専用機です。
    • 解説: パイプを直角に、バリ(切断時に発生する金属のトゲ)を少なく、かつ高精度に切断することに特化しています。その後の溶接工程や組み立て工程の品質を保つための、基本となる切断方法です。
  • コンタマシン(バンドソー)
    • 特徴:帯鋸(おびのこ)」と呼ばれる、輪っか状の細長い鋸刃を回転させて材料を切断する機械です。
    • 解説: パイプや角材などを切断する汎用的な設備です。メタルカッターほどの高速性や切断面の美麗さはありませんが、様々な太さや形状の材料に柔軟に対応できます。

2. 板材の切断加工

パイプ製品には、フランジ(つば)やブラケット(取付金具)など、板から加工した部品も多く使われます。

  • レーザー加工機(2Dレーザー)
    • 特徴: 平らな板(シート材)から、図面データ通りの自由な形状を精密に切り出す(ブランク加工)ための設備です。
    • 解説: ステンレスやアルミの薄板から中厚板まで、熱による歪みを最小限に抑えながら、シャープな切断が可能です。パイプに取り付けるための複雑な形状の部品も、この機械で製作します。
  • シャーリング(シャーカッター)
    • 特徴: 大きなハサミのようなもので、上下の刃で板材を挟み込み、「せん断(ずらす力)」によって直線的に切断する機械です。
    • 解説: レーザー加工に比べて圧倒的に高速で、コストも安価に板材を「板取り(いたどり)(必要な寸法に切り分けること)」できます。
  • コーナーシャーリング
    • 特徴: 板材の「角(コーナー)」を直角や任意の角度で切り落とす(「隅切り(すみきり)」)ための専用機です。
  • コンタマシン
    • 解説: 板材の場合、直線だけでなく、作業者の手作業(手送り)によって、図面に描かれた曲線や自由な形状を切り出すためにも使用されます。試作品の製作などで重宝します。

3. ブロック材・精密加工

製品そのものではなく、高品質な製品を生み出すための「治具」や「金型部品」を製作するための設備です。

  • ワイヤー放電加工機
    • 特徴: 髪の毛ほどの太さ(直径0.1~0.3mm程度)の真鍮などのワイヤー線に電流を流し、金属との間で発生する放電(スパーク)の熱で、金属を溶かしながら切り進む加工機です。
    • 解説: この方法の最大のメリットは、非常に硬い金属(焼入れ鋼など)であっても、極めて高い精度(ミクロン単位)で加工できる点です。レーザーや刃物(切削)では不可能な、複雑で微細な形状を加工するのに適しています。弊社では主に、前回のFAQでご説明した高精度な「治具」の部品を内製するために活用しています。

ワンストップ加工を支える多様な切断技術

このように、弊社では単純なパイプの切断から、高精度なレーザー加工、治具製作のための精密加工まで、非常に多岐にわたる切断設備を保有しています。

これらの設備群と、弊社の「パイプ曲げ」「溶接」「組み立て」技術を組み合わせることで、お客様の図面一枚から最終製品までを一貫して製作する「ワンストップ体制」を実現しています。

「この形状はどの機械で加工するのが最適か?」 「ステンレスとアルミ、どちらの加工も相談したい」 「試作だけど、精度の高い切断をお願いしたい」

といったご要望がございましたら、ぜひ弊社にお任せください。材料の特性と後工程をすべて考慮した最適な加工方法をご提案し、お見積もりいたします。

まずはお気軽にお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。

ステンレス・アルミパイプ 受託加工センター
ステンレス・アルミパイプ受託加工センターでは、創業以来積み重ねてきたノウハウと、
社内一貫製作により多種多様なパイプ部品の製造を試作開発から量産までトータルサポートいたします
 

積極的なVA/VEによる技術提案によりお客様のニーズにお応えいたします