パイプ曲げ加工の決め手:イセ工業の3つの強み

2025年5月26日
#技術コラム

パイプは様々な径や肉厚、材質があり、それぞれに適した型を使用しなければ満足のいく曲げ加工は難しいものです。特にステンレスやアルミなど、用途によっては高い加工技術が求められるケースも少なくありません。本コラムでは、ステンレス・アルミパイプの受託加工を得意とする企業が提供する「パイプ曲げサービス」の3つの大きな特徴をご紹介します。

型の多さと柔軟な設備の組み換えによる短納期対応が可能

パイプを曲げる際、使用する型はパイプの外径や肉厚、材質ごとに異なります。型の数が不足している場合、新たに型を製作しなければならず、コストや納期がかさんでしまうことがあります。

しかし、試作パイプ加工メーカーとして実績を重ねてきた企業では、200種類以上の曲げ型と豊富な芯金(マンドレル)を保有しており、多彩なパイプに対応可能です。こうした既存型を利用することで、新たに型製作費用を発生させずに加工を行えます。

さらに、試作専用の加工機において複数回の型組み換えが可能であるため、スピーディーな段取り替えが実現します。その結果、小ロットの試作や急ぎの案件でも柔軟かつ短納期で対応できる点が大きな強みです。

ステンレス・アルミパイプ 受託加工センター

難易度の高い仕様にも、熟練技術者の高い技術力で柔軟対応

パイプ曲げ加工は、単に機械設備が揃っているだけでは成立しません。難易度の高い曲げ仕様を実現するためには、熟練した技術者のノウハウや経験が欠かせないのです。

例えば、

  • φ6〜φ120までの幅広い径に対応

  • ステンレスでは0.7mm、さらに実績としては0.63mmの極薄パイプの曲げにも成功

  • φ75/R75といった、小径かつ小さな曲げ半径の仕様にも対応可能

これらは高度な技術力が求められる例ですが、実績を積んだ技術者の手によって実現されています。また、曲げ加工の際に用いる芯金(マンドレル)の選定や加工速度の調整など、細やかな工夫を凝らすことで、仕上がりの精度と品質を維持しつつ対応しています。

ステンレス・アルミパイプ 受託加工センター

様々な業界向けに多数の実績あり

パイプの曲げ加工は、自動車業界や航空・宇宙、船舶、産業機械、福祉用具など、実に幅広い分野から求められています。用途に応じて要求されるパイプの材質・形状・肉厚が異なるため、それらに柔軟に対応できるかどうかが重要です。

特に試作案件では、小ロットにも対応できる柔軟性と多様な材質への対応力が求められます。ステンレス・アルミパイプ受託加工の実績が豊富な企業では、少量生産が主となるフォークリフトや船舶、福祉用具などの案件にも多く携わっており、ひいては宇宙関連のように曲げ条件が厳しいケースでも対応が可能です。

多岐にわたる業界で培った経験から、パイプ曲げに関するあらゆる要望に対して柔軟かつ的確に対応できる点が、同社の強みと言えます。

 

パイプ曲げ加工は、形状の自由度を高め、製品のデザイン性や機能性を大きく左右する重要な工程です。特にステンレスやアルミをはじめとする金属パイプでは、高精度かつ美観を損なわない仕上がりが求められるため、豊富な型や熟練技術者の力、そして多様な業界への対応実績が欠かせません。

多数の型と柔軟な設備による短納期対応、難易度の高い仕様にも経験豊富な技術者が対応、そして幅広い業界からの依頼に応える実績と信頼――これら3つの強みを兼ね備えることで、あらゆるパイプ曲げ加工のニーズに的確かつスピーディーに対応します。豊富な型を活かしたコスト削減や、熟練の技術者による高品質な仕上がりに加えて、多彩な業界で培ったノウハウをもとに、試作から量産まで安心してお任せいただけます。

イセ工業では、コスト面や納期面、そして品質面でも安心してパイプ曲げ加工を依頼できます。試作段階であっても、スピーディーかつ柔軟に対応可能です。製品開発や試作でお困りの際は、ぜひイセ工業へお問い合わせください。

パイプ曲げ加工に関するお悩みは、イセ工業にご相談ください。