安定した品質と柔軟な対応力で試作から量産まで
排気系パーツや構造部品など、多くの現場で使用される50φ〜100φ(外径50mm〜100mm)の中口径パイプ。
このサイズ帯は、小径よりも曲げの応力が大きく、大径よりも治具や工具の選定が難しい「中間層」にあたります。
イセ工業では、この50φ〜100φのパイプ加工を得意分野とし、高精度かつ安定した加工品質を強みに、試作から量産まで幅広く対応しています。

中口径パイプ加工でよくあるお悩み
中口径のパイプ加工では、曲げ加工時にシワや変形が出やすかったり、素材の肉厚によっては割れやすかったりといった課題が発生します。
また、量産を前提とした治具の設計が必要になるケースも多く、試作段階では手間とコストの負担が大きくなりがちです。さらに、複合Rや立体的な曲げ形状への対応が難しいといった理由で、加工業者選びに苦労される企業様も少なくありません。
こうした加工上の難しさを乗り越えるノウハウを、イセ工業では現場経験と技術力の蓄積により培っています。
なぜ50φ〜100φの加工に強いのか?
イセ工業では、50φ〜100φのパイプ加工に最適化された治具・型・設備を豊富に保有しており、これらを活かして高品質な加工を実現しています。
例えば、曲げ専用設備による高精度な複合R曲げが可能で、形状に応じた細かな調整も行えます。
また、新たに型を製作しなくても、既存の型を流用できる場合が多く、コストと時間の面でお客様の負担を軽減できます。
さらに、職人の手による微調整や高度な加工にも対応可能であり、薄肉・厚肉の素材特性に合わせた最適な加工条件の選定まで一貫して対応しています。
素材についても、ステンレス、アルミ、鉄など幅広く対応可能です。特に、排気管や構造用フレームなど、精度と強度の両方が求められる製品において多くの実績があります。
加工事例
これまでに手がけた加工事例には、60.5φや76.3φといったサイズのマフラー・マニフォールドの中間パイプや、90φの厚肉仕様による部品があります。
また、50φ〜100φのサイズで曲げ加工(ステンレス、薄肉仕様)など、多様な用途に対応した実績があります。

小ロット・短納期にも柔軟対応
「1本だけ試作したい」「短納期で対応してほしい」「少量だけど高精度に仕上げたい」
こうしたご要望に対しても、社内一貫体制と豊富な既存治具を活用することで、スピーディかつ高精度な加工を実現します。
ご相談・ご依頼はお気軽に
50φ〜100φのパイプ加工でお困りの方は、ぜひイセ工業にご相談ください。
試作、開発設計、量産といったあらゆるフェーズにおいて、確かな技術と柔軟な対応力でご支援いたします。